台湾の大学のランキングとは？進学するなら国立を目指せ！！

最近、台湾に留学を考えている日本人が多いとニュースになっています。台湾は親日であり、大学の学費も安いながら、英語と中国語を学べる環境にあるというのが大きな要因となっているとのことです。

そこで、大学進学する時に1番気にかける、台湾の大学の序列・ランキングについて、台湾に留学していた筆者が解説していきます！

この記事でわかること
「世界ランキングの場合」
・国立大学・科技大学・医学大学がランキング上位
「台湾人の認識」
・トップ国立大学→地方国立大学・科技大学→有名私立大学→その他の順番に賢い

台湾にある大学の世界ランキング

下の表はTHE世界大学ランキング(2020年)です。
（https://tw-ryugaku.com/column/台湾の大学に進学する人が知っておきたい｜台湾/より引用）

大学名	世界ランキング	台湾ランキング
国立台湾大学	120	1
国立清華大学	351-400	2-3
台北医学大学	351-400	2-3
中国医学大学	501-600	4-7
国立交通大学	501-600	4-7
国立陽明大学	501-600	4-7
国立成功大学	601-800	8-9
国立師範大学	601-800	8-9
亜洲大学	801-1000	10-18
長庚大学	801-1000	10-18
輔仁大学	801-1000	10-18
高雄医学大学	801-1000	10-18
国立中央大学	801-1000	10-18
国立政治大学	801-1000	10-18
国立東華大学	801-1000	10-18
国立中山大学	801-1000	10-18
國立台北科技大学	801-1000	10-18
朝陽科技大学	1001+	19-36
中原大学	1001+	19-36
逢甲大学	1001+	19-36
義守大学	1001+	19-36
銘伝大学	1001+	19-36
国立彰化師範大学	1001+	19-36
国立嘉義大学	1001+	19-36
国立勤益科技大学	1001+	19-36
国立中正大学	1001+	19-36
国立中興大学	1001+	19-36
国立高雄大学	1001+	19-36
国立台北大学	1001+	19-36
国立台湾海洋大学	1001+	19-36
国立雲林科技大学	1001+	19-36
淡江大学	1001+	19-36
東海大学	1001+	19-36
慈濟大学	1001+	19-36
元智大学	1001+	19-36

上位は全て有名国立大学が占めています。台湾大学や清華大学、交通大学、成功大学など、台湾に進学を考えた時に、一度は目にしたことがある大学だと思います。中位から長庚大学や輔仁大学などの私立大学が軒を連ね始めます。

この世界大学ランキングとは、教員と学生の比率、研究費、論文の提出数、留学生数などから算出しているため、必ずしも台湾人のイメージと一致しているとは言えないことに注意が必要です。

では台湾人は実際はどのような認識なのか解説していきます。その時に、国立大学・私立大大学、専門大学・総合大学で区別していることが重要となります。

国立と私立の違い

台湾の国立大学と私立大学はあまり授業料に違いはありません。しかし、ランキングで表されているように、私立大学の方がランキングが低いです。

台湾は日本より国立主義であり、国立大学が尊重されています。また、入試の難易度も、国立大学の方がはるかに高いです。

専門大学と総合大学の違い

一般的に「科技」と付く大学は専門大学とされ、総合大学と違った見方をしています。ある科技大学に通う友達は、日本で例えるならば専門学校と言ったりしていました。

しかし、世界ランキングでは上位に入る科技大学があり、難易度もそれなりにあります。

総合大学と専門大学がなぜ区別されているかというと、大きな点が現地人の入試方式の違いです。

総合大学は日本で言うと専門科目を課され、専門大学では基礎科目しか課されないというのが大きな違いだといえます。

その上、商業高校に進んだ台湾の高校生は、専門科目を履修できないため、専門大学しか進路がないという特徴があります。

そのため、一般的に入試が簡単な専門大学は総合大学と区別されています。

結論

序列で言うと

簡単にですが、台湾人はこのようなイメージであると言えます。

最後に

大学ランキングは、進学する上で一つの指標となることは間違いありませんが、これが全てではないです。

自分のやりたいことができる大学で、費用面、そして環境など、優先すべきことはたくさんあります。

自分でしっかり調べたり、知っている人に聞くなどして、進学先は選びましょう！