台湾が好きな人、台湾に留学をしたことがある人なら、教室や掲示板に『TOCFL』と書かれたポスターを一度は見たことはあるのではないでしょうか。TOEFLに似た字列で、英語のテスト?と思われた人もいるかと思います。
この記事ではTOCFL受験回数計4回のC1合格の筆者が「TOCFL」について説明していきます。
こちらは台湾現地で受けるTOCFLではなく、日本で受けるTOCFLの内容です。
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TOCFLってなに?
TOCFLとは、華語文能力測驗という、台湾政府の公認を受けている繁體字で受けられる公式のテストです!
レベルは以下の通りです。
![TOCFL Band毎のレベル](https://taiwanlocallife.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_1598-1024x348.jpeg)
![TOCFL Band毎のレベル](https://taiwanlocallife.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_1598-1024x348.jpeg)
(https://tocfl.jpより引用)
A1〜C2まであり、C2が1番難易度が高いものです。
Aが初級レベル、Bが中級レベル、Cが上級レベルといった感じです。
続いて海外に留学する時に基準として採用されているCEFRや、HSK、中国語検定と比べると・・・
![](https://taiwanlocallife.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_1599.png)
![](https://taiwanlocallife.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_1599.png)
(https://www.chuken.gr.jp/tcp/outline.htmlより引用)
各テストによって、レベルの区分の仕方が違います!最上級だからといって、HSK6級=中検1級とは必ずしも一致しません!
特徴とは?
①なんといっても大きな特徴はリスニングとリーディングだけということです。
いわばTOEICの中国語版だと考えると分かりやすいと思います。時間もリスニング60分、リーディング60分間の計2時間なので、TOEICと似ているのかもしれません。
②参考書がほとんどなく、対策が難しい
HSKや中国語検定とは違って、本当に参考書が売ってないです。それどころか日本では入手が難しい&かなり高いです!!!
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どんな人におすすめ?
①繁体字を学んできた人です。
他の中国語のテストと比べて、大きなメリットは繁体字でも受けることができるテストです!!繁体字に馴染みがある人にとっては嬉しいと思います。
②台湾に進学したい人
台湾の大学はHSKよりもTOCFLを重視しているところが多いです。テストで繁体字を用いており、台湾政府公認のテストであるという点からも推測できます。
HSK、中国語検定と何が違う?(まとめ)
あくまで一例です。実際は級によって受けれない場所や、受けれない日程がありますので、ご自身でしっかり確認をしてください。
HSK | 中国語検定 | TOCFL | |
---|---|---|---|
字 | 簡体字 | 簡体字 | 簡体字&繁体字 |
テスト内容 | L&R&W | L&R&W&S | L&R |
受けられる場所 | 全国主要12都市 | 全国32ヵ所 | 全国主要9都市 |
頻度 | 最大年15回 | 年3回 | 最大年8回 |
対策のしやすさ | 良い | 良い | 難しい |
価格 | 6級11,550円 | 1級 11,800円 | 一律7,500円 |
詳細 | URL | URL | URL |
最後に
なんとなく、全体像を理解はできたでしょうか?
公式HPに模擬練習が揃っているので、まずは解いてみることも大事です!
実は・・・・
筆者は何度も、参考書が揃っている中国語検定に乗り換えしようか考えていました・・・
しかし、台湾に留学したいと考えていたので、TOCFLの試験について勉強し、対策をしてきました。
次回は、筆者が行ってきた「TOCFL C1合格の道のり」について赤裸々に教えます!
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